残業をしないコツ
残業をしない方法を考える
日本は、先進国の中でも労働生産性が低いといわれている国です。その原因のもととなっているのは、やる必要のない無駄な残業です。「残業をしないと同僚に迷惑をかけてしまう」「残業をしないと評価に響きそうで怖い」「自分だけが残業しないとはいえない」など、無駄な残業につながる考え方はいろいろですが、できることなら残業を減らしたいと内心思っている人は大勢います。エンジニアの仕事には残業がつきものと思われがちですが、努力して残業を減らしつつ、やるべき仕事をきっちりこなしているエンジニアもいます。では、具体的にどのような考え方をすればいいのでしょうか。いくつかのコツをご紹介します。
1日の仕事を決めてしまう
残業せずに仕事を終わらせるためには、1日の仕事を計画的にこなしていく必要があります。そのためには、仕事を始める前にその日やるべき仕事を明確にしなければなりません。何をすればいいのかが明確でないと、終わりが見えなくなるのでストレスになります。仕事はやり出せばキリがありませんが、「今日はこれだけ」と決めておくことで割り切りやすくなります。
優先順位を明確にする
計画を立てたとしても、その通りに進捗するかどうかは別問題です。突発的に対応しなければならない仕事が入れば、計画がすべて台無しになってしまうこともあります。そんなことも予測して、その日自分がやるべき仕事は優先順位の高いものから始めるようにしましょう。気をつけたいのは、頼まれるままに仕事を引き受けてしまうことです。断ることが苦手なら、断る理由をきちんと説明できるように考えてみましょう。断るときは謙虚な姿勢で、相手を突っぱねるような断り方にならないよう配慮することが大切です。無理なく引き受けられるときに頼まれたら快く引き受けるようにすれば、頼んでくる人との関係も良好なまま保てるはずです。それでもどうしてもと言われるようなら、他の人に聞いてもらってからもう一度声をかけてもらえるようお願いしてみましょう。
「残業しない人」だと思ってもらう
残業をする人としない人が混在する職場では、残業しない人を見慣れてくるにつれ「あの人は残業をしない人」と受け止めてもらえるようになります。潜在的に「残業しない人」というイメージが定着してくると、自然と残業につながるような仕事を頼まれることも減ります。もちろん、自分の受け持っている仕事はしっかりこなしてから帰ることが鉄則ですが、残業してまで仕事はしないという姿勢を貫くことができればかなり楽になります。最初は周囲の目が気になるかもしれませんが、本当は同じようにしたいと思っている人がいるかもしれません。職場の空気が変わらないなら、自分から風向きを変えるために行動してみてはいかがでしょうか。
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